心臓は通常、1分間に60~70回、規則正しく拍動しています。この拍動が乱れた状態が不整脈で、脈が飛ぶ期外収縮、脈が乱れ間隔がバラバラである心房細動、脈が速い頻脈、脈が遅い徐脈など不整脈には多くの種類があります。心臓は1日に約10万回も拍動していて、不整脈が出るのは1日のうちのごくわずかな時間のことが多く、症状がある時に心電図で記録しないと何の不整脈かを診断することはできません。そのため不整脈の診断には通常の不整脈だけでは不十分でホルター心電図という24時間心電図が必要になってきます。
動悸=不整脈ではありませんが、不整脈を疑う動悸が気になるときには、「何をしているとき、何時頃、どのくらい持続するか、1日での頻度」などは重要な情報になりますので、動悸が気になるときはこれらの情報を簡単にメモしていただくだけでも非常に参考になります。