本日サッカー元日本代表の松田直樹選手が34歳という若さでお亡くなりになりました。心からお悔やみ申し上げます。

松田選手は心筋梗塞で心肺停止状態で搬送されたとの報道ですが、ここで注目されるべきことはグラウンドにAED(自動対外式除細動器)がなかったということです。サッカーのJ1では所有が義務付けられているというAEDですが、松田選手が所属していた松本山雅の所属リーグであるJFLでは義務付けられていなかったそうです。このAEDですが2009年東京マラソンで松村邦洋さんが心筋梗塞を起こし意識不明となったところをAEDによる電気ショック(除細動)を行い、救命処置を続け意識を取り戻し一命を取り留めることができ、その重要性を一般の方にも認識して頂いたのではないかと思います。プロサッカー選手といえば我々一般人に比べはるかに心肺能力も高く、このような大病とは無縁と思いがちではありますが、過酷な練習・試合など身体にかかる負担は予想以上のものがあります。不慮の事故とは予期せぬときに起きてしまうものです。何事も備えあれば憂いなしです。今後ますますAEDが普及していくのではないかと思われます。AEDは医療関係者だけではなく一般の方も使うことができます。目の前で人が倒れた時は1分1秒でも早い救命処置がその後の生存率に影響を与えます。今までAEDに興味のなかった方も、少し興味を持ってみてください。意外に公共の場で設置されているところは増えていますよ。

もちろんハートクリニック南千住にもAEDは設置しています。ご興味のある方は、私に一声かけてくみてください。(院長)