新しい子宮頸がんワクチンについて
子宮頸がんワクチン(サーバリックス)の供給が安定し、荒川区の接種費用助成対象者(中学校1年生~高校1年生)はもちろんご予約頂いていた患者様への接種を再開しておりますが、先日新しい子宮頸がんワクチン(ガーダシル)についてのお問い合わせがありました。新しい子宮頸がんワクチン(ガーダシル)は8月末頃発売される予定のワクチンで、これまでのサーバリックスが、子宮頸がんの約70%の原因とされるヒトパピローマウイルス(HPV)の16、18型に対して有効なのに対し、ガーダシルは16、18型のほか、尖圭コンジローマの約90%の原因であるHPV6、11型にも有効なのが特長です。しかし現在荒川区の接種費用の助成対象となっているのはサーバリックのみで、現時点ではガーダシルは助成対象ではありません。助成対象年齢以外の方は、ガーダシル発売以降はどちらの接種にするか選べることになりますが、任意接種ですので保険診療とは成らず全額自費での接種となります。また接種方法はサーバリックス同様、3回の筋肉注射となります。
接種費用、投与開始など詳しいことはメーカーからの情報が入り次第お伝えしていきます。(院長)