6月14日、厚生労働省から子宮頸がんワクチン定期予防接種について、当面の間、接種の積極的勧奨を差し控えるとの勧告が出されました。

以前より報道にあるように、副反応の頻度は少ないものの原因不明の重い副反応(持続的な痛み、しびれ、アナフィラキシー、ギラン・バレー症候群、急性散在性脳脊髄炎(ADEM))が複数報告されていることを重視し、国民にリスクをわかりやすく説明する情報を整理するまでの暫定措置ということです。子宮頸がんワクチンの定期接種を中止するお知らせではありません。

接種を希望される方には引き続き行いますが、その際にはワクチンの有効性、安全性、副反応に関し、よくご理解いただいたうえで接種を行いたいと思います。
(厚労省HPで子宮頸がんワクチンに関する情報をご覧いただけます。)

接種をご希望の方は事前に婦人科外来をご予約ください。ハートクリニック南千住では今後当面の間、未成年者の方には保護者の方の同伴をお願いさせていただきます(特に初回接種は必ず)。

接種前に、厚労省から発表の『子宮頸がん予防ワクチンの接種を受ける皆さまへ』という文章に目を通していただき、また、婦人科医師より予防接種の意義とリスクについて説明させていただいた上で接種を行わせていただきます。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/pdf/leaflet_h25_6_01.pdf

以上、よろしくお願い申し上げます。