今日から選抜高校野球大会が始まりました。恒例の選手宣誓がありましたが、みなさんお聞きになられましたか。

「私たちは１６年前、阪神淡路大震災の年に生まれました。今、東日本大震災で多くの尊い命が奪われ、私たちの心は悲しみでいっぱいです。被災地ではすべての方々が一丸となり、仲間とともに頑張っておられます。人は仲間に支えられることで大きな困難を乗り越えることができると信じています。私たちに今できること。それはこの大会を精いっぱい元気を出して戦うことです。がんばろう、日本。生かされている命に感謝し、全身全霊で正々堂々とプレーすることを誓います。」

岡山県の創志学園・野山主将の宣誓でした。ニュースで聞いたそのワンシーンだけですが、その堂々とした姿、また宣誓内容の力強さ、特に「がんばろう、日本。生かされている命に感謝し・・・」のフレーズにものすごく感動し、勇気をもらった気がしました。

私も小学校～大学で野球をやっていました。楽しいこともたくさんありましたが、もちろんつらいこともたくさんありました。チームメートと一緒だったので、つらいことも頑張って乗り切れたのだと思います。仲間とともに頑張り、大きな困難を乗り越える・・・野球だけではなく、これからの日本に大切な気持ちを伝えてくれた素晴らしい選手宣誓だったと思います。（院長）