暑い日が続きます。
ここ2-3日「なんとなく調子が悪い」という患者様が多く見られます。これだけ暑さが厳しいと仕方がないのかもしれません。

ところで清暑益気湯という漢方があります。暑気あたり、いわゆる熱中症は、高温、多湿の環境のために体温の調節が十分にできなくなり起こる病気のことで、食欲不振、思考力低下、下痢、全身倦怠感、不眠、体重減少(夏やせ)などの症状を引き起こします。清暑益気湯はこのような食欲不振、下痢、夏やせなど胃腸機能と体力の回復を目的とした漢方薬です。鉾田病院の横田先生らの症例報告によると、炎天下での仕事に従事した方の熱中症予防として服用した10例の方全員で予防効果があると回答し、服用30分後0.5~0.8℃(平均0.56℃)の体温の低下が認められたとのことです。

これからますます暑い夏を迎えます。熱中症対策に「清暑益気湯」、ご興味のある方はぜひお声かけください。(院長)